警察犬トレーナー

警察犬として活躍する犬のためのトレーニングをする仕事

警察犬トレーナーは、警察犬として活躍する犬たちを育成するための専門的なトレーニングをするための仕事です。

2015年12月に茨城県で全国初となるトイプードルの警察犬が誕生したというニュースが報道されました。

その時にトイプードルのアンズが警察犬試験に挑戦する様子が何度もテレビ番組で紹介をされていましたが、このアンズが受けたのは嘱託警察犬審査であり毎年日本警察犬協会が全国で開催をしているものです。

警察犬には大きく二種類があり、警察組織が直接犬のトレーニングを行い専属の警察犬とする場合と、アンズのように外部でトレーニングを受けてきた犬が試験を受けて期間限定の警察犬となる場合とがあります。

つまりそうした警察犬を育成するトレーナーにも二種類があり、警察官として警察組織内部で警察犬育成担当者となるか、民間で別にトレーニングだけを行い警察犬に必要な能力を犬たちに教えていくかということを選ぶことができます。

ただここ近年の傾向として警察犬育成には大変な時間と費用がかかる上に、トレーニングをした犬全てが優秀な能力を発揮できる警察犬になってくれるわけではないことから、警察組織が直接的に育成する警察犬は減少傾向にあります。

警察犬トレーナーになるには

先に説明てたように警察犬トレーナーになるには

1.警察官として採用されてから警察犬トレーナーに配属される
2.民間でトレーナーとなり、実力のある犬を警察犬試験に合格できるようにしていく

という二つの方法から選ぶことになります。

ちなみに警察犬試験というのは大変に難しく、合格をするためにはかなり専門的な訓練を受けないといけない上にその犬の個性やもって生まれた賢さが問われてきます。

人間でいうところの合格率わずか数%のSクラスの超難関資格に挑戦するようなものです。

幼稚園から英才教育をずっと受けてきた人がすべて東大に合格できる実力が備わるわけでないように、犬も警察犬試験に合格できる実力が備えられるかは素質が大きく関係してきます。

幼い頃から警察犬に向いた知能や能力を備えているかということを見極めるということもトレーナーとしての腕前になってきます。

警察犬試験そのものの内容は比較的オープンになっていますので、それができるように訓練をしていくための技能を警察犬トレーナーは事前に備える必要があります。

同じドッグトレーナーでも品評会や競技会に出る犬と、警察犬として活躍する犬とでは求められる能力が全く異なるのでトレーナーの方も事前に試験や警察犬の業務内容についてしっかりと理解し、それに適するしつけをしていく必要があります。

警察犬トレーナーの主な就職先

警察犬トレーナーはそれ専門で犬を受け付けるということはあまりありません。

どちらかというとボランティア団体や里犬協会に属し、そこで見込みのある犬を見つけて独自に訓練していくという方法がとられます。

最初に紹介したトイプードルのアンズももともとは飼育法規され殺処分されそうになったところを県の動物愛護推進員の方が引取り、そこで一緒に生活していた他の犬と一緒に警察犬の訓練を受けていくうちにみるみる実力を伸ばしていったという経緯があります。

なので専門職というよりも動物保護のための活動をする企業や団体に所属をして、そこで警察犬になるためのトレーニングを自分なりに開発していくことが一般的なルートになります。

11月 19th, 2016 by