聴導犬トレーナー

聴導犬とはどういう犬か

目の見えない人に変わって危険を避けるための誘導をしてくれる盲導犬の存在はかなりひとく知られているところですが、案外「聴導犬」について知っている人は少なかったりします。

「聴導犬」とは文字通り人の聴力を助けるための犬で、基本的な仕事は盲導犬と同じく聴覚が不自由な人とともに生活をし、異常な音や気配を感じた時にすぐにその人に知らせるという役割をします。

言葉が通じない犬がどうして聴力の代わりになるのか?という疑問を持たれるかもしれませんが、私たちは普段目に見えるものだけでなく音によってもかなりのことを判断しています。

聴導犬が最も活躍するのは自宅内でガス漏れなどのセンサーが鳴った場合や、災害時にサイレンなどが鳴った時です。

他にも例えば一緒に路上を歩いていたときに後方からクラクションを鳴らされたり危険が近づいてきたりした場合にもそのことをいちはやくユーザーに知らせるという役割をしていくことになります。

緊急時だけでなく、タイマーや電子レンジなどの家電製品のアラームなどを知らせるといった役目もしてくれるので、聴力が弱い人の生活に大きな助けになります。

聴導犬トレーナーになるためには

盲導犬は認知度の割に必要なユーザーに間に合う頭数が育成されていないことが問題視されていますが、さらに認知度の低い聴導犬ともなるとその深刻度はさらに高くなります。

現在聴導犬を主に育成しているのは社会福祉法人の日本聴導犬協会です。

しかし今のところ聴導犬を専門に訓練するトレーナーの育成のためのカリキュラムや研修施設がなく、それぞれのトレーナーが独自に訓練をしているというのが現状です。

協会の方でさまざまな支援を呼びかけてはいるものの、必要性が世間的に認知されるためにはまだまだ時間がかかることでしょう。

そのためこれから聴導犬トレーナーを目指すというなら正直安定的な生活をすることは難しいかもしれません。

逆にそういった環境だからこそこれからの聴導犬普及を自らが担っていくという強い意志のある人が求められていると言えます。

2月 22nd, 2017 by