ブリーダー

ブリーダーとは

「ブリーダー」の仕事は、ペットの繁殖によって誕生した小さな命を飼い主へと手渡すことです。
とてもやりがいのある仕事で、動物が好きな方なら一度はブリーダーという仕事に
興味を持つのではないかと思いますが、反面、非常に責任の重い仕事でもあります。

ブリーダーと一口に言っても、いろいろなタイプのブリーダーが存在します。
一般の家庭で少数の犬を飼育しているブリーダーもいれば、
100頭を超える動物を飼育していてペットショップなどに大量に卸しているブリーダーもいます。
子犬を購入するときにどちらが良いかは簡単に比較できません。個人ブリーダーの中でも
ペットに対して非常に深い知識と愛情を持って繁殖を行なっているところもあれば、
お小遣い稼ぎの延長のような形でブリーダーをやっているところもあります。
大手の場合でも、優れたブリーディング環境で品質の良い子犬を産み出す優良ブリーダーもいれば、
利益を最優先して、非常に劣悪な環境でブリーディングを行なっているところがあるのも事実です。

特に最近ではパピーミル(工場で製品を生産するように子犬を繁殖しているブリーダー)が
社会問題となっています。ブリーダーという仕事は本来、動物の生命を扱う非常に大切な
仕事なわけですが、こういった悪徳ブリーダーがいるためトラブルが後を絶えません。
その対策として、平成12年から、ブリーダーとして独立開業する際には動物取扱業の届出が
必要になりました。将来的にブリーダーとして独立したいと考えている人は注意してください。

ところで、私たちが「ブリーダーになりたい」と思った時、どうすればブリーダーになれるのか
ご存知でしょうか。実は、ブリーダーになるために必要な資格のようなものはありません。
極端な話、誰でもブリーダーになれるのです。しかし、まったく勉強せずに何の知識もないまま
繁殖を行ってもうまくいくわけがありませんし、そんなブリーダーから子犬を買う飼い主も
いないでしょう。一般的にブリーダーになるには、すでに活躍しているブリーダーさんに
弟子入りするような形でブリーダーに必要な知識や技術を学ぶということになります。

下積み時代の重要性

この下積み時代はとても大変です。ブリーディングに必要な知識や技術を体得するには数年という
時間を要します。この間、ブリーダーの仕事で得られるお給料というのはほとんど期待できません。
繁殖をしたからといっても必ず子犬が生まれるわけでもありませんし、
設備や犬の購入にかかる費用などが発生するからです。
このあたり、ブリーダーになるためにはかなりの決意が必要になります。
もし、ブリーダーでお金を儲けようと考えるならば、かなりの大規模ブリーダーとなるか、
有名なドッグショーで賞を受賞するような犬を育てなければならないでしょう。

さて、最近ではブリーダーになるためのスクールや通信講座も登場してきています。
近くに弟子入りをお願いできるようなブリーダーさんがいないという場合などは、
こういったスクールを上手に利用するのも良いと思います。
スクールの場合は動物看護など幅広い知識を身に付けることもできるのでお勧めです。

7月 5th, 2012 by