イルカ調教師

水族館でのイルカショーを担当する仕事

全国にある水族館の多くでは飼育しているイルカを使ったイルカショーを行っています。

イルカは霊長類に次いで高い知能を持っている動物としてもよく知られているように非常に賢く、調教をしていくことによりかなり高度なこともできるようになります。

水族館では動物園と異なりあまり飼育している生物と触れ合いを持つことはできないものですが、その中で例外的に飼育しているイルカという生物と密接な関わりを持つことができるのがこの仕事です。

普段は飼育中のイルカとともに特訓をし、時間ごとにその芸を多くのギャラリーの前で披露をするということを仕事にしていきます。

イルカ調教師が直接ショーの司会をするということもよくあるので、イルカたちをしつけるだけでなくギャラリーたちにいかに楽しんでもらえるかということを考えて場を盛り上げていくということも重要な仕事になってきます。

イルカの調教では「ドッグホイッスル」という犬の躾にも使用される笛を用いて行っていきます。

イルカをうまくしつけるためには自分との意思疎通ができるようになることが大前提なので、イルカを愛する気持と強い精神力、それと業務上必要な体力を備えていることが条件になります。

イルカ調教師になるためには

イルカ調教師は何らかの特定の資格が必要というわけではありません。

ですが一般的な就職ルートではまず水族館職員として勤務をしてそこから本人の希望や欠員に応じて配属をされていくことになるので、魚や海について基礎的な知識がなければそもそも就職をすることが難しいと言えます。

直接イルカ調教師を目指したいということならばまずは水産関連学部がある大学もしくは水産系専門学校を卒業しておくのが望ましいでしょう。

水族館に就職した場合、まず最初は館内の魚やその他の海の動物のお世話係としてスタートをしてそこからイルカ調教師に配属されるのを待つことになります。

必須というわけではないでしょうが、その後のイルカ調教や水族館での世話業務をすることを考えると、潜水士などのダイビングライセンスはどこかのタイミングで取得しておくべきと言えます。

繰り返しになりますが水族館の仕事の中でもイルカ調教師はかなりの体力と根気を必要とする仕事なので、普段から体力づくりをしておくことを勧めます。

イルカ調教師の主な就職先

全国の水族館のほとんどで開催しているイルカショーですが、実際にはそれぞれの施設ごとに特徴がありショーとしての出来もかなり違っています。

全国にある水族館の中でも特にイルカショーに力を入れているとされているのが「鴨川シーワールド」や「八景島シーパラダイス」、「伊豆・三津シーパラダイス」などといったところです。

これらはイルカショー用のスタジアムを特設していたり、イルカだけでなくシャチやアシカといった別の仲間とのコラボレーションがあったりしてかなりの迫力あるショーです。

相当優秀なイルカ調教師さんがいるということでしょうが、その背景には水族館がイルカ調教師の仕事をとても重要に思ってくれているということも考えられます。

ですのでイルカ調教師を目指すならそうしたハイレベルな水族館への就職を狙ってみるのがよいのではないかと思います。

ただし水族館という施設は年々人気が落ちているということや、国際的にイルカを保護する団体の動きに押されてイルカショー自体が今後縮小されていくことになる可能性もあります。

7月 27th, 2016 by